失敗道路政策の研究
この項目のページ一覧どんなことが問題なのか (フリーウェイについての具体的な内容は別項で)
<暫定記事>日本の道路交通をダメにした道路政策の根幹的な間違い ( 要約 )
日本の道路政策で何が間違っているかといえば、この後に列挙する項目に集約されます。これらは先進諸外国の道路政策と正反対の関係にあります。その大きな違いこそが根幹的な間違いであり、日本の失敗そのものなのです。
日本道路交通をダメにした根幹的な間違いとは
━ 「道路」として建設すべき路線の多くを街路並の規格で建設してしまったこと。
━ 信号交差点のある幹線道路の計画や新設が一般的であること。
━ かつての道路を街路にしてしまったこと。
━ 高規格な道路を特別な路線だけのものとして扱ってきたこと。
━ 既存の道路の高規格化が行われていないこと。
━ 信号機を設置することが交通整理の最終選択肢と考えられていないこと。
−−−− つくる人つかう人の意識から見ると −−−−
━ 高規格な道路がある路線で、そこを通行することが当然とされていないこと。
━ 自動車らしい速度(70km/h〜)で走行することすら、当たり前と思われていないこと。
尚、いくつかの項目は、結果として同じ事を違う観点から重複して書いているようなものです。
※ ここには、自動車交通の発展のため、という意味でのいわゆる「道路整備」について書いてあります。 したがって、次のことには触れていません。 事故対策としての道路整備や、交通規則にかかわる問題。 日本で交通事故が異常に発生している要因として、この道路整備の有り様は深く係わっているということ。
問題のある施策の具体例など
■ <予告> 遅くなる4車線化
日本には「譲れ」という規則とそれを示す標識が存在しません。世界中のどの国でも当たり前に定められて、当たり前に使われているこの規則と標識が無いことは、日本の道路がまっとうな状態で無い(どうかしている)ということを象徴しています。
2005.12.11〜